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「看護に活かせる口腔教育研修(基礎編)」が行われました

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「看護に活かせる口腔教育研修(基礎編)」が行われました

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2024年6月30日(日)に本学にて『看護に活かせる口腔教育研修(基礎編)』が行われました。
午前中、本学の得能教授から《歯科健診の取り組み ~口腔の健康と健康寿命延伸について~》の講義、晴佐久教授から《口腔ケア概論 口腔ケアに必要な基礎知識》の講義と口腔内の病変などが再現されたモデルを用いてOHAT(Oral Health Assessment Tool)を行う演習をしました。
このモデルは本学オリジナルのモデルで、その研究成果は海外にも発表・論文掲載されています。

続いて午後からは門司准教授を中心に基礎看護学分野の先生方の《ベッドサイドでの口腔ケアのためのポジショニング》と《器質的口腔ケア》の講義・演習が行われました。
口腔ケアに適したポジショニングでは一見すると枕などで結構しっかりと固定されて窮屈そうな印象を受けましたが実際に経験した方からは「安定していてとても楽である」という評価を得ていることも伝えられ、口腔ケアを実施する際の安定した体位保持の重要性を再認識することができました。
また、含嗽するのに適切な水の量を実際に経験していただいたり、歯ブラシやスポンジブラシを用いたブラッシングなど患者さんの負担にならずに確実に口腔ケアを実施するための細やかなコツを伝授され、先生方の指導の元、皆さん真剣に練習されていました。

最後に青木教授から《機能的口腔ケア -口腔機能のアセスメントとケア-》の講義と口腔内乾燥や舌口唇運動機能を測定する検査の演習を行いました。
舌口唇運動機能を測定する健口くんを使ってみんなで「パパパパ… カカカカ… タタタタ…」を速く言えているか測定しました。オーラルフレイル…該当するかも…と、ちょっとドキドキしながらの演習でした。
最後に唾液の分泌マッサージを行って、口腔内を潤しました。

研修後は受講証明をそれぞれ受け取り、皆さん笑顔で帰って行かれました。
患者さん方のケアの充実に研修内容が活かされることを願っています!

令和6年度診療報酬改定では、急性期に留まらず、回復期・慢性期においても口腔衛生や口腔機能などの口腔管理について医科歯科連携・多職種連携が推進されていますので看護職にこれらの能力が求められています。

全身の健康に影響する口腔ケアは、これからますます重要視されていきます。
7月6日には応用編の研修もあります。
(注:応用編の参加は基礎編に参加していないとできません)

臨床で患者さん方の口腔ケアに取り組んでいる皆様、ぜひ本学で研修を受け、充実した学びの下、ワンランク上の知識とスキルを身につけてみませんか?
皆様のご参加をお待ちしております!

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