理事長メッセージ/研究科長メッセージ | 福岡看護大学
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大学院(看護学研究科)

理事長メッセージ/研究科長メッセージ

TOP大学院(看護学研究科)理事長メッセージ/研究科長メッセージ

理事長メッセージ

グローバリゼーションの潮流の中で、世界は激しく揺れ動き、わが国では少子超高齢化が急速に進む中、社会の各分野において明るい未来を切り開いていくことのできる優れた人材の育成が、高等教育機関に強く求められています。

学校法人福岡学園では、この様な社会の変化を見据え、「口腔の健康を通して全身の健康を守る」ことをモットーに、2017年4月の福岡看護大学設立に引き続き2021年4月から大学院修士課程を開設することになりました。

さらなる地域医療の質向上と健康長寿社会実現への貢献を果たすことを目的に、看護を受ける方一人ひとりの尊厳を保ち、その人らしい最適な生活(well-being)を支える看護専門職者に対して指導的立場にたつ教育者、研究者、管理者などの人材育成を目指します。

本学が位置する福岡市は、古くから対外交流の玄関口として繁栄した歴史と文化を有し、数多くの史跡等が残されています。また、豊かな自然環境の中、都市機能が年々充実しており、学生数は人口比で全国3位という活気あふれる学生の街です。

皆さんも本学大学院で共に学び、国民から信頼され、愛される看護分野の教育・研究者、管理者として羽ばたかれることを願ってやみません。

略歴

九州大学医学部卒業、九州大学大学院医学研究科修了。英国留学、福岡市立こども病院・感染症センター小児外科部長、九州大学医学部小児外科学講座教授を経て、2004年4月九州大学病院長、2008年10月九州大学理事・副学長に就任。2010年6月から学校法人福岡学園(旧福岡歯科学園)理事・評議員。2011年から同法人常務理事を務め、2015年3月より、理事長に就任。

 

研究科長メッセージ

この度、福岡看護大学に修士大学院が開設されることになりました。

日々進歩する医療を支え、人々の健康を維持する保健を推進するためには、高度な専門性だけでなく「何故」を追求する心が必要です。看護師として臨床現場でぶつかった疑問や自分自身が行ってきた看護ケアが適切であったのか、など解決したい課題を持ち、明らかにして行く過程を経てより良い看護実践がなされてゆきます。また、保健師として地域での保健指導や公衆衛生の推進において、より高度なレベルを目指すためにも、さらに教育分野でよりすぐれた教育・研究を実現してゆく為にも、自身の知性と論理的思考能力の涵養が必須です。その為に、看護を科学する能力と研究・教育の基礎をより高い教育課程である修士過程で磨いてみませんか。

論理的思考やその応用を学ぶためには、やはり一定期間集中してその作法を身につける必要があります。本大学院では福岡歯科大学や医科歯科総合病院など恵まれた研究環境が整っており、多職種による指導が可能です。特に超高齢社会で注目されている口腔医学分野では先駆的看護研究もなされており、今後、我が国の医療を支える領域となります。

設置されたばかりの大学院ですが、教職員が一丸となって院生の一人一人に応じた研究環境を提供し指導します。既存の知識を得るだけでなく、自ら創造し、これから大きく発展するこの新しい分野を切り開く進取の気持ちと好奇心を持って皆様と伴に切磋琢磨できることを願っています。

略歴

九州大学医学部医学科卒業、同大学院医学研究科修了、同大学病院循環器内科入局、米国留学、九州大学病院・助手、講師を経て九州大学医学部保健学科・助教授の後、教授。きらめきプロジェクトキャリア支援センター副センター長、九州大学総長特別補佐、九州大学医学部保健学科長を経て、2020年4月より福岡学園客員教授、福岡歯科大学医科歯科総合病院健診センター長。