５月１0日（金）福岡女子大学副学長で、国際文理学部 環境科学科教授でいらっしゃる庄山茂子先生を講師に迎え本学１年生を対象に「看護の質向上に資する環境デザイン-色彩に着目して-」をテーマに特別講義を行いました。

庄山茂子先生は、快適な生活環境を実現するための色彩計画をテーマに沢山の画期的な研究をなさっていて、建築物、屋外広告物、街路などの景観や、ユニバーサルデザインに配慮したものとともに、看護に大きな影響のある医療用、介護用ユニフォーム被服分野の色彩計画でも大きな功績を上げていらっしゃいます。

ご講演では、実際の医療現場で研究された医療用ユニフォームや病院食のトレイ、入院患者の使用する寝具の色彩に関する研究の例を丁寧に説明くださり、看護に関する研究が実際にどのように行われているのか学ぶことができました。

初学者にもわかりやすいように、実際の色の整理・分類のお話から、様々な色のイメージや心理効果、また、色の対比という私たちの見え方の現象等について興味深い話をしてくださいました。さらに、高齢者や多様な色覚特性をお持ちの方の見え方についても教えていただき、学生にスマホアプリの利用による確認方法を伝授引用くださいました。